赤い水曜日の祭り (チャハールシャンベ・スーリー) イラン
2006年 03月 15日
イランでは春分の日前の最後の火曜日の夜に集まって写真の様に火を飛び越えて一年の厄を祓い、翌年の無病息災を祈る祭り事があります。
この行事の詳しい事はイラン在住のサラさんの去年のブログで説明されているのでご覧下さい。
今年は残念ながらやらなかったんですが、アメリカでも私達はここ数年いつも義姉宅におじゃましてこのお祭りを祝ってます。これは去年の彼女の家のバックヤードで撮ったものです。写っているのがいつも一番意気込んで何回も火の上を飛び越える義姉と彼女の末娘です。
サラさんの所の写真と比べると燃え具合が今ひとつでご利益のほどが怪しいけれども去年一年皆無事だったから大丈夫だったのでしょう。これと同じ様な意味合いの火くぐりを日本でも昔経験した事があったので、初めてイランのこのお祭りを知った時は、改めてまたイランと日本の文化の類似性を見た様に思いました。
そしてこれが彼女が作ってくれた「アシェレシュテ」というお豆と麺が入ったイランのスープです。この時に決まって食べるそうです。
ひよこ、いんげん、レンズ豆など数種類の豆類にほうれん草、パセりなどの青野菜と面白いのがきしめんみたいな麺を入れて作るこのスープは従来のスープというよりシチューと言った方が適切の様にかなりヘビーで、更にその上にヨーグルトをのせて食べるという日本人にはちょっと変わったスープかもしれないです。もともとヨーグルトがすごい好物ではない私は、ヨーグルトはちょこっとだけよそってもらいます。飾りで上にのっているのがミントと玉ねぎをソテーしたもので、これがいいアクセントになって美味しいです。黄色いのはサフランです。
そしてイランはこれから一年で一番大きな祭日(春分の日)のお正月に向かっていきます。