それから、コンサートでも紹介された彼の代表的な詩、What am Iの詠唱も見つけた。
そして、私が最も共感した詩の一つがこのCome my Sweetheartだ。
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最近、去年生誕800年を迎えた神秘主義詩人として名の知れたペルシャの三大詩人の一人ルーミーをペルシャの古典音楽と書道で祝うコンサートがあった。
キャムーンチェというペルシャの伝統的な楽器の奏者であり、ペルシャのクラシックミュージシャンとしてはとても有名なケイハンがメインのこのコンサートには、ヨーヨーマーとシルクロードアンサンブルも特別ゲストとして参加していた為、イラン人以外のお客さんも沢山入って大盛況だった。
それから、ステージの片隅ではイランの書道家の実演がずっと行われ、スクリーンを通して映し出されていた。さらに、有名なイラン人女優(代表作はHouse of Sand and Fogでベン・キングスレーの妻役)がルーミーの詩をイラン人ジャーナリストによるペルシャ語の暗唱と共に英語で行った。
また、シリアのダマスカスからのイスラム神秘主義教団のパフォーマンスには有名な旋回舞踊も披露された。これは、白い長いドレスのような衣装を着た男性達がただひたすら両腕を広げてぐるぐると無心に回り続けるというダンスだ。ルーミーが創始者で、トルコで広まり浸透したものだそうだ。
コンサート中は、ステージの外枠が3種類のイスラム文様のタイル柄に変わり、音楽と共に会場全体がエキゾチックなペルシャの雰囲気に包まれた。
最後は、ケイハンが自作の『トルコ石のように青いネシャブの夜』という曲をヨーヨーマーとシルクロードアンサンブルと一緒に演奏し、とても盛り上がって幕が閉じられた。
そして、コンサートも終わりに近づいてきた頃に、あまりにもこの夜にぴったりで、いささか出来過ぎてもいるような素敵な演出がなされた。
なんと絶好のタイミングで暗黒の夜空に流れ星が落ちるという宇宙のいたずらが花を添えてくれたのだ。
もしかしたら、これはルーミーからのささやかなお返しではなかったのかと感じた。
7th Music Bandという、私はあまり聞いたことの無いバンドの、歌のタイトルが上記のラブソングです。
有り難い事に、それを英訳したものも既にありました。(注:9/11/07のメール)
ペルシャ語と英語が両方書かれているので、ペルシャ語の勉強にもなって良いのではと思います。