彼と知り合った時の私のイランについての知識は皆無に等しいぐらい、ただ中東の国で、首都がテヘラン、テロリストの国というなんとも恥ずかしい限りのお粗末さ。
だから、イランが中東に位置しているけれども、アラブ人では無いし言語もアラビック語は使わず、随分アラブとは違うという事は全く意外でした。
また今はイスラム教の国だと知らない人はいないと思うけれども元々はゾロアスター教と言ってアフラ・マズダを神とし、火を崇拝する民族だったのが、7世紀初頭にアラブの攻撃に遭いイスラム教が入り、アルファベットもアラビア文字になってしまったけれども、彼らはあくまでアーリア人(エイリアン)を祖先としたペルシャ語(ファーシー)を話すペルシア人なんです。
この事を知っている人はそんなに多くはいないんじゃないかしら。
とにかく、人生面白いもので、彼や沢山のアメリカに住むイラン人を周りに持つ環境の中で、イランは、夫の愛する祖国であり、私にとっても特別なんです。