イラン料理は日本食同様、主食は米です。そしてアメリカでイラン料理と一緒に食べる米はインドのバスマティーライスという香りのある米粒が細長いパラパラとしたご飯です。
それでてっきりイランでも同じものを食べているとばかり思っていたのですが、イランではどんなに値段の高いレストランですらバスマティーライスは出されないそうで、やはり同じようなパラパラとしたご飯ですが無香だそうです。
イランの米は90%がカスピ海の近くのテヘランの北の湿気のあるラシュトという所でとれるものだそうです。
ここは、観光地として有名ですが私にはよくジョークに出てくる場所としてお馴染みです。なんでもラシュトの女達は性欲が旺盛で、それに反して男達はあんまり強くないという内容のジョークばかりでしょっちゅう出てきます。
ちなみに、ラシュトのお菓子にクルチェというクルミが中に入ったクッキーがあり有名です。
ところで、イランのレストランでは、ほとんどケバブだけしかメニューに無いそうで驚いてしまいました。だってペルシャ料理にはケバブ以外の料理もあるし、アメリカのペルジャンレストランでは、もちろんシチュー類、前菜、スープなど色々出されます。
ただ、気付いたのがイラン人はレストランでは、メインの料理には殆どケバブしかオーダーしないのです。そしてシチュー類を注文しているのは、大概私のような外人です。
どうも、イラン人はレストランではケバブを食べるものという考えがあるようです。
もしかしたら、だからイランではケバブしか出さないレストランが殆どなのではないのかしらというのが私の推測ですが、どうなんでしょう?