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アメリカでイラン人夫と生活


by japonikk-la

イランの米にまつわる話

イランの食べ物はなんでもアメリカで食べる物より、それぞれの味が濃厚でしっかりしていてそれはそれは美味しいと自慢しきる夫ですが、一つだけアメリカで食べる物の方が美味しいというのがあります。それがお米だそうです。

イラン料理は日本食同様、主食は米です。そしてアメリカでイラン料理と一緒に食べる米はインドのバスマティーライスという香りのある米粒が細長いパラパラとしたご飯です。

それでてっきりイランでも同じものを食べているとばかり思っていたのですが、イランではどんなに値段の高いレストランですらバスマティーライスは出されないそうで、やはり同じようなパラパラとしたご飯ですが無香だそうです。

イランの米は90%がカスピ海の近くのテヘランの北の湿気のあるラシュトという所でとれるものだそうです。
ここは、観光地として有名ですが私にはよくジョークに出てくる場所としてお馴染みです。なんでもラシュトの女達は性欲が旺盛で、それに反して男達はあんまり強くないという内容のジョークばかりでしょっちゅう出てきます。

ちなみに、ラシュトのお菓子にクルチェというクルミが中に入ったクッキーがあり有名です。

ところで、イランのレストランでは、ほとんどケバブだけしかメニューに無いそうで驚いてしまいました。だってペルシャ料理にはケバブ以外の料理もあるし、アメリカのペルジャンレストランでは、もちろんシチュー類、前菜、スープなど色々出されます。

ただ、気付いたのがイラン人はレストランでは、メインの料理には殆どケバブしかオーダーしないのです。そしてシチュー類を注文しているのは、大概私のような外人です。
どうも、イラン人はレストランではケバブを食べるものという考えがあるようです。

もしかしたら、だからイランではケバブしか出さないレストランが殆どなのではないのかしらというのが私の推測ですが、どうなんでしょう?
# by japonikk-la | 2008-06-14 00:14 | イランの食べ物

イランのインフレ事情

夫はここ2、3年、毎回イランから帰国する度にイランの物価高、特にレストランでの料金がもうアメリカとそんなに変わらないぐらいになってしまっているとボヤくことしきりです。

それから、家の値段はミリオンドルにもなっているし、アパートのレント代にしても先進国並みの金額で、年収が8〜10,000ドルぐらいの国なのに正直たまげてしまいました。
持ち家を持たない人達はどうやってやっていけるのか信じられないです。

日本やアメリカとは生活費がうんと安いからイランでは楽な生活ができると思って移住を考えるのならばもう大違いのようです。

だんだん、イランに帰国しても今までのようにわずかなお金で贅沢な休暇を過ごすのは難しくなってきているようです。
# by japonikk-la | 2008-05-28 20:24 | イラン関連

物価高騰

ガソリンの価格は、もう止まる所を知らない勢いで上昇しています。

一覧ではたぶん全米の平均なので低目ですが、ロスのうちの近所では、一番安いレギュラーで既にガロン当たり$4以上です。
また、日本よりアメリカは安いと思われるかもしれないですが、なんと言っても国土の広い国なので走行距離は比べものにならないですし、公共の乗り物も充実していないは、危な過ぎて自転車やバイクにするというのも現実的でないので、結局車に頼らざるを得ないのでかなり応えてます。
私の同僚は今通勤の為のガゾリン代が月850ドルとの事で、しかもこちらでは通勤費という手当は会社から出ないので深刻問題です。

このガソリンの高騰と共に他のありとあらゆる物の値段も一緒に上がっている為、家計の支出は目に見えて増え頭が痛いです。
とにかく、今は食費を工夫して補おうと思っているのですが、なかなか今までの生活習慣を変えるというのは容易ではないです。

ところで、ガソリンの値段よりも上がり方がスゴイので驚いてしまったのが、インドのバスマティーライスの値段です。前回買ったのがいつだったのかはっきり覚えてないのですが、10ポンドで大概今まで$6.99から$7.99で買っていたのが、数日前になんと$17.99になってました。

政府がなんとかしてくれるという望みは全く無いし、インフレもここまで来たら上がる所まで上がってみろと完全にもう投げやりの気持ちです。

本当に住みにくい世の中になってしまいました。
# by japonikk-la | 2008-05-24 00:47 | アメリカ

のれんの新発見

外国人の配偶者と暮らしていると、時々予想外の反応を示したりするので面白いです。
最近日本から持って来たのれんでまた一つ新たな発見をしました。

日本人は当たり前のように手で無意識に払ってのれんをくぐるのに、夫にはどうもじゃまのようで、結局カーテンの様に横に引いてのれんを通るのです。

だからいつものれんが片方に寄っていて、気付くとその都度私が直していましたが、もう今では根負けしてうちの『のれん』はカーテンになってしまってます。

夫は日本食はもちろん、お香、お茶のお点前、日本庭園、空手など日本的な事が好きで興味を示したりして外国人としてはとても日本人ぽいと思える反面、こんなのれんの使い方や良さが今一つ理解できなかったりすると、やっぱり外人だなあと思ったりするのです。

ちなみに、母によると手ぬぐい代わりにのれんで手を拭かないだけましだそうです。
# by japonikk-la | 2008-05-18 09:46